Diary

実は心配してる



昨日は料理教室の帰りに派手な頭の可愛い男の人がいるなあと思ったら竜ちゃんだった笑!
隣にナイスバディ子がいたから、てっきりデートかと思ったら違うって言い張ってた。照れてるのかな?でもそのまま送ってくれたし邪魔しちゃったかなぁ。ごめん、竜ちゃん。今度からは女の子が一緒の時は声かけない方がいいかも…。

お迎え来るはずの蘭ちゃんは急にお仕事入って遅くなると言われちゃった。竜ちゃんも同じく呼び出しあったようで行っちゃったし、また夜はひとりぽっち。ちょっと寂しいけどお仕事なら仕方ないか。具体的なことは何も知らないけど、きっと悪いことしに行ったんだよね。蘭ちゃんと付き合うと決めた時から、ううん。好きになってしまった時からその辺は覚悟を決めてるけど、やっぱり色々と心配事はある。でも誰にも相談できないから一人で消化。

今朝起きた時も蘭ちゃん達は帰ってなくて寂しくなった。
24時間、蘭ちゃんの顔を見てなくて元気でない。
でもケータイに蘭ちゃんからメッセージ。

"今夜は一緒に映画観ながら夜更かししようなー♡"

たったそれだけでテンション上がるわたしは何て単純なんだ!
明日は休みだから今夜はいっぱい蘭ちゃんに甘えよう。




幸せってこういうの



今日は快晴。世間は休日ということで予約が朝から詰まってるからと気合を入れてベッドから抜け出した。
朝食は昨日、竜ちゃんが買って来てくれた"に志かわ"のあんパン
簡単にサラダ作って、ミルクたっぷりのカフェオレと、目玉焼き。それと一緒にふわふわのパンを食べた。もう最高に幸せ。
少し早起きしたから、時間も余裕がある。だから何となく出がけにこっそり部屋に戻って未だにベッドで睡眠を貪ってる蘭ちゃんの寝顔を見に行った。相変わらず寝てる時の蘭ちゃんは可愛い。大きな体をベッドの端っこに寄せてわたしが寝てた方へ体を向けてる。わたしの方が早起きだからって、寝る時は蘭ちゃんが壁側に寝るのが決まりごと。でもわたしがいなくても、こうしてスペース空けて寝てる姿が愛しいなあ。なんちゃって。
蘭ちゃんを起こさないようにベッドへ上がって軽くキスをした。お仕事前のパワー補給完了♡
「行ってきます」と声をかけても気持ち良さそうに眠っている蘭ちゃんを見て、幸せな気持ちになった朝だった。

夜は料理教室があるから感想は明日書こうかな!


お土産ー♡



朝起きたら少し二日酔いだったけど仕事に行く準備をしながらルンバに仕事してもらってたら意外と復活してきた。
蘭ちゃんと竜ちゃんは夕方まで寝てると思うから、お味噌汁を作る。
お豆腐と油揚げだけでもいいけど、そこにネギを入れると香りと風味が出て味噌汁が凄く美味しくなる。これはお母さんに教わった。これからは自分で何でも覚えていかなくちゃならない。頑張ろう。

お酒の匂いがしないよう、仕事中はひたすら薔薇の味がするというサプリメントを飲んでたら、延々とわたしから花の香りがしてたらしい。お客さんに「いい匂いですね」と言われて顔が赤くなった。まさか酒の匂いを消そうとしてたなんて言えない。

何とか一日を乗り切って家でカットの練習してたら、蘭ちゃんと竜ちゃんがそれぞれお土産を買って来てくれた!
蘭ちゃんはわたしの大好きなゴディバのアイスクリーム🍨
しっかり12個セットですぐ冷凍庫に入れた。
竜ちゃんはこれまた大好物の"銀座に志かわ"のあんパンとゆずジャム!
ふわっふわでとにかく美味しいこのパンを明日の朝食にしよう。
蘭ちゃん、竜ちゃん、ありがとう💛



カクちゃんはわたしのお父さんだった件



今日も朝からルンバでハッピーな気分になりながら、だし巻き卵を焼いた…はずが不細工になりかけたから混ぜて誤魔化した。まあスクランブルエッグに見えなくもないし問題なし!

今日は仕事帰りに近所の料理教室へ。何で料理教室かっていうと、やっぱり結婚したら今までみたいな食生活だけじゃ栄養も偏りそうだし、蘭ちゃんと竜ちゃんに家庭料理ってものを教えてあげたいと思ってしまったのが理由。ほんとはお母さんに教えてもらいたかったけど、ケンカして家を飛び出してからは気まずくて連絡もしてないし、また蘭ちゃんのことを悪く言われたら悲しいから余計に疎遠になってしまう。だからここは自分で習いに行こうと思った。少しだけ見学させてもらったら、現役の主婦の方が多くて驚いた。やっぱり毎日のことだからレパートリーとか考えるのは大変らしい。でもわたしみたいな結婚前の人も来てて、だいたいの人がわたしと同じ理由みたいだ。料理ってセンス問われるからわたしも頑張らなくちゃ!

途中で蘭ちゃんから電話来て、六本木で二人が経営してる鉄板焼き屋にいるから「来いよ」と言われた。
行くとカクちゃんがいて、だいぶ酔ってたけど、お祝いのお礼言ったら号泣されてびっくり!カクちゃんが泣き上戸って前に聞いたことはあったけど、まさかここまでとは思わなかった。
「オマエら幸せになれよ」って言いながら「ちゃんを幸せにしろよ」と、何故かキレ気味で蘭ちゃんの胸倉つかむから、またまたびっくりしたけど、何か仲良くジャレてる感じで、そういうの見てると胸が熱くなった。蘭ちゃんと竜ちゃんはよくカクちゃんをからかってるけど、二人がカクちゃん大好きなのが伝わって来る。
男同士の友情っていいなって思った。
わたしもカクちゃんの真っすぐなとこが大好きだ!



蘭ちゃんの笑いのツボはどこ?



今朝はウキウキしながら目が覚めた。蘭ちゃんを起こさないようベッドから抜け出して仕事に行く準備をする。マイキーからプレゼントされたルンバはきっちり充電されていたので早速使ってみた。お掃除ロボットは他のことをしながら掃除機をかけられるという目的の為に欲しかったのに、動き出すとどうにも気になってずっと動きを追ってしまった。噂通りぶつからないルンバくんは凄いお利口だ。楽しくなって追っかけの如くルンバくんの後を追いかけまわしてたら竜ちゃんが起きて来た。わたしが騒いだせいかも。でもこの感動を伝えたくて「この子、頭いいよ。凄い」って言ったら、竜ちゃんに笑われてしまった。きっと大人のクセにこんなことで騒いでるからガキかよって思われたのかも。ちょっと恥ずかしかった。

そんなことしてたら時間ギリギリ。慌ててジャケットを羽織って玄関に走って行ったら蘭ちゃんまでが起きて来てしまった。蘭ちゃんは三度のご飯よりも寝ることが好きで、ベッドで寝てるのが至福の時間という人だから、「ごめん、起こしちゃって」と謝っておく。でも蘭ちゃんは怒るどころか笑いながらわたしを抱き寄せてくるからビックリしたし、ついでに行ってらっしゃいのキスをされて朝からちょっとドキドキしてしまった。でも出がけに「ドジすんなよー」とからかわれてムっとして睨むと、何故か思い切り吹き出して笑われた。時々蘭ちゃんの笑いのツボが分からない。

お店は今日も混雑して、結構忙しかった。午前中は失敗せずに終わってホっとしたけど、午後は更に混んで来たから少し混乱してしまった。パーマのお客さんとカラーのお客さんを間違えそうになって危なかったけど、ギリギリ気づいてどうにか回避。二人とも同じような髪型と服装だったから座ってた場所が違うのに勘違いしてしまった。反省。

帰りは蘭ちゃんが車で店まで迎えに来てくれた。蘭ちゃんの愛車はベンツの四駆で大きいから目立つし、すぐ分かる。
「お疲れさまー」って抱きしめられると、一日の仕事の疲れが一気に取れるから不思議。それから一度マンションに帰って、またすぐご飯を食べに行ったんだけど、今日はわたしの大好きな焼き鳥屋さんに連れてってくれて嬉しかった!大好物のぼんじりがまさかのお尻と思わなかったけど。「そうか、わたしはずっと鳥のお尻を食べてたのか」って呟いたら、蘭ちゃんが爆笑しちゃって、わたしまで釣られて笑ってしまった。蘭ちゃんの本気の笑顔はどんな宝石よりも勝る!とシミジミ思った夜でした。明日はお料理教室を申し込みに行こう。



マイキーありがとう


仕事の合間にケータイを見たら、蘭ちゃんからメッセージ。

"マイキーに結婚祝いもらったー♡"

添付されていた写真には、わたしが欲しいと思っていたルンバが!思わずその場で飛び跳ねたら、ローラーボール(パーマ中あっためる機械)に頭をぶつけて倒しそうになったから先輩のカリスマ美容師に睨まれた。でも今のわたしには少しもこたえない。念願のルンバで掃除できることを思うと早く帰って実物が見たかった。マイキーありがとうー!また今度一緒に一狩り行こうね!
(※マイキーとはゲーム仲間なのだ)

あー!早く仕事終わって欲しい~!


蘭ちゃんとデート♡


今日は仕事も休みで、蘭ちゃんと式場にドレスを選びに行く日。なのに蘭ちゃんはなかなかベッドから出たがらない。急に抱きしめてきたりチューしてきたり、すっかりエッチモードな蘭ちゃんになっている。このままではまずいと「今日はドレス選びに行く日だよ」と教えたら、わたしに乗っかってた蘭ちゃんがガバっと起き上がって嘘みたいにテキパキ出かける用意を始めた。こういうのって女の子の行事なのに、蘭ちゃんが率先して動いてくれるのは凄く嬉しい。

GWで凄い人だったから蘭ちゃんが「はぐれんなよー?」と言いながら手を繋いでくれた。ホテルのスタッフさんに「仲がいいですね」と言われて少しだけ恥ずかしい。
仲はいいけど、これはわたしの迷子防止でもあるからだ。

「大人のクセに迷子になんのくらいじゃね?」

と蘭ちゃんはいっつも意地悪いうけど、方向音痴だから自分がどこを歩いてるか時々分かんなくなることがある。南に行ってるつもりなのに北に向かってた、という感じだ。そう言えばトイレに行った蘭ちゃんを待ってたら、目の前をウェディングドレスを着た女の人が歩いて行って、あまりに綺麗だからくっついて行ってしまった。
どんな式を挙げるのか興味があったからだ。そこは大広間で凄く人も多くて、豪勢な式だった。新婦と新郎の家族もいて、親戚や友達大勢に祝福されてる二人を見てたらちょっぴり羨ましくなった。

わたしの家はシングルマザーってやつで、お母さんが女手一つでわたしを育ててくれた。わたしが美容師になった時も凄く喜んでくれて、いつもわたしが幸せになることを望んでくれてる。だからなのか、蘭ちゃんとの結婚には反対みたいだ。理由は簡単。蘭ちゃんが普通の世界の人じゃないからだ。詳しい話はしてない。六本木でクラブを経営してるってことにしてる。実際クラブは経営してるし。でもお母さんにしてみれば、そんな派手な仕事をしてる蘭ちゃんをどうしても信用できないみたいだった。

「あんな派手な人と、アンタじゃ釣り合わないでしょ。浮気もしそうだし、が泣かされるのは目に見えてる」

そんなことばかり言って来るお母さんとケンカして家を飛び出して以来、お母さんとは会っていない。だから蘭ちゃんに式はしなくていいって言った。

「そんな寂しいこと言うなよ。オレがのドレス姿見たいんだから」

蘭ちゃんにそう言われた時は泣きそうになって、だから呼ぶのは竜ちゃんだけってことにして式を挙げることにした。他人の結婚式を見ながらそんなこと考えていたら、蘭ちゃんが探しに来てくれた。わたしには蘭ちゃんがいるから、お母さんにこの結婚を祝ってもらえなくても寂しくない。

ドレスも無事に決まって、そのまま蘭ちゃんとデートをした。どこに行っても混雑してたけど、蘭ちゃんと一緒だとどんなことも楽しい時間に変わる。それが幸せってことだと思う。
今日は一日蘭ちゃんと一緒にいれて、わたしは凄く幸せだ。


不思議な関係


今日はやっと蘭ちゃん達が帰って来るから、仕事が終わったらソッコーで帰ろうと起きた瞬間から決めていた。早起きして簡単にお部屋の掃除をしながら、仕事に行く支度もする。こういう時、お掃除ロボットがあれば楽なんだけどなあ。

今はGW中だから店の予約はびっしり詰まってた。次から次にお客さんが来て休む暇もない。お昼ご飯は夕方になってしまった。そんな時、蘭ちゃんからメッセージと一緒に動画が送られて来た。どうやら帰りの新幹線に乗ってるみたいで、映っていたのは春ちゃんだった。混みあってることにイラついてキレてる姿に、思わず笑ってしまった。

「何でこんなに人が多いんだ、クソがっ」と春ちゃんが叫んだ瞬間、モーゼみたいに周りの人がサーっと引いていって、真ん中にド派手な春ちゃんがポツンと取り残されてる姿がギャップ萌えすぎた。春ちゃんもちょっと驚いてキョロキョロしてるし笑う。春ちゃん可愛いって返信したら、蘭ちゃんから白目の顔文字が送られてきた。

"オマエの可愛いの基準がマジでわかんねーw"

なんて失礼な。春ちゃんはあの天然で素直すぎるとこが可愛いのに、蘭ちゃんには伝わらないから困る。前に髪をサラサラにするいいシャンプーを聞かれて、店で売ってるのをプレゼントしたら凄く喜んでくれて、それ以来、春ちゃんはシャンプーとトリートメントを買う為だけにお店に来るようになった。打てば響くとっても素直な性格だから、きっと誤解されやすいんだと思う。蘭ちゃんも、もう少しその辺理解してあげたら春ちゃんと仲良くなれると思うんだけどなぁ。

蘭ちゃんには内緒にしてるけど、わたしと春ちゃんはコージー友達だったりする。色んな店のショートケーキを食べたけど、あの店の生クリームほど好みの味はなかった。春ちゃんもコージー好きで一番はチーズケーキらしい。
今度一緒にコージーフェアに行く約束をしてるのは蘭ちゃんに内緒の話。
凄く楽しみ!


蘭ちゃんの話


今日も起きたらひとりぽっちの朝。いつも隣にいる蘭ちゃんがいないと元気も出ない。仕事中も時間の経つのが遅く感じた。特に今日は店が暇だから雑誌を整頓したり、鏡を拭いたりしてた。そうしてたら、まだ見習いだった頃のことを思い出した。蘭ちゃんとわたしが出会った頃だ。

蘭ちゃんはわたしの指導をしてくれてたカリスマ美容師が担当のお客さんだった。初めて会った時の印象は「めっちゃ美人なお兄さん」だった。長い髪を三つ編みにしてる少し変わった人。なのにそれが似合う不思議な人でもあった。わたしは蘭ちゃんのシャンプーをする係で、いつも気を付けて洗わせてもらってた。でもドジだから、しょっちゅうお湯をかけたり、髪を引っ張っちゃったりして、今思い出すと申し訳ないしか浮かばない。なのに蘭ちゃんはいつも怒ったりはしなくて、ドジだなんだと言いつつ口は悪いけど、見守ってくれてる優しさは感じてた。
前の彼氏と別れた時も、わたしを励まそうと誘ってくれたことも嬉しかった。それ以来、しょっちゅう食事や飲みにも誘ってくれて、あの頃のわたしは蘭ちゃんのおかげで仕事を頑張れてた気がする。そんな蘭ちゃんをわたしから好きになったのは内緒の話。

てっきり妹くらいにしか思われてないと思い込んでたし、蘭ちゃんから好きだって言われた時はすぐに信じられなかったけど、蘭ちゃんはそんなわたしに何度でも自分の想いを伝えてくれた。わたしといると楽しいって最高の殺し文句だ。どんな愛の言葉よりも嬉しかったのを覚えてる。それを聞いてわたしもやっと素直になれた。蘭ちゃんはモテるから、そのうち捨てられちゃうんじゃないかって心配もあったけど、ありがたいことに未だにわたしと蘭ちゃんは仲良しだ。たまにケンカもするけど何でも言い合える人って、どこにでもいそうで実はそんなにいない。わたしよりもずっと大人な蘭ちゃんが、わたしのいいとこもダメなとこも全部知ったうえでそばにいてくれるのは奇跡に近いと思う。この広い世界でこの人しかいないって思える人に出会えた奇跡に感謝して、今日の日記を終わろうかな。
明日も蘭ちゃんがわたしのことを好きでいてくれますように!


さみしい


今日から蘭ちゃんと竜ちゃんは大阪出張で、わたしだけお留守番。途中で蘭ちゃんから電話が来て「お土産何がいい?」と訊かれた。でも応える前に「どうせ食いもんだろ」と笑われた。蘭ちゃんはわたしの欲しいもの全部分かるみたい。

「寂しい」って言ったら「も来ればよかったのに」だって!
行っていいなら教えてよって文句言ったら「今度一緒に来ようなー♡」って言ってくれた。
そう言えば、まだ蘭ちゃんと旅行に行ったことないかも。
お互い忙しくて、わたしの休みに蘭ちゃんが合わせて休んでくれてなかったら、きっとなかなか会う時間すらなかったかもしれない。最悪、別れてた可能性だってある。そんなことを考えてたらゾっとした。
やだな…蘭ちゃんがそばにいないとネガティブになっちゃう。
早く帰って来て。


日記始める

今日から蘭ちゃんと竜ちゃんとで結婚式まで日記をつけることにした。
あの二人、ちゃんと書いてくれるかなぁ。ちょっと心配。
この日記が少しでも皆の思い出になることを祈りつつ。
写真は蘭ちゃんがプロポーズしてくれた夜の一枚。
すんごく幸せな夜になりました♡