カリスマ日記

朝、普通にが覚めて自分で驚いた。目覚ましが鳴る前に起きたのって何十年ぶりだ？リビングに行ったらもギョっとした顔でオレ見んのウケるｗ
そういや「お誕生日おめでとう」って言われて思い出した！今日オレの誕生日だったわｗ

ついでに竜胆までが普通に起きて来て笑った。オレより緊張してんの何で？

「だってオレがをエスコートすんだろ？緊張すんじゃん。新婦の父親役とか。自分の結婚もまだなのに」

って言ってたけど、よく考えると確かにそうだよなｗ

その後は3人で式場に行って、そこで一時とはお別れ。ヘアメイクやら女の子の方が準備は色々と時間がかかるってのは世の常らしい。オレと竜胆も用意したタキシードに着替えて（オレは白で竜胆は黒）一応、ヘアメイクもしてもらった。そろそろ伸びて来た髪が耳に触れるの邪魔だし先に切ってくりゃ良かったかも。若い頃はよりも長く伸ばした髪を三つ編みにするスタイルが好きだったけど、一度切っちまうと少し伸びただけで邪魔に感じる不思議ｗ

「蘭ちゃんの長い髪、好きだったなー」

って前にに言われたことあるけど、オレの髪を切ったのだし、最初はちょっと切らせるだけのはずが失敗してどんどん短くなったの思い出すとジワるｗ
オレ的にはに切ってもらった今の髪型が気に入ってるしいいんだけどなー。
そんなことを考えてたら意外と早めに支度が整った。

「兄貴、かっけーな、おい。モデルかよｗ」

って何を当たり前のことを言ってるんだ、竜胆。兄ちゃんはいつでもカッコいいだろって言ったら、竜胆の目が半分以下になった。何だよ、文句あんなら今ここで受けて立つぞ、兄ちゃんは。まあ晴れ舞台だから殴るのはやめておいてやるけどな。

「じゃあ、オレとこ行くけど、泣くなよ～兄貴」

とか言ってる竜胆が絶対に泣く方に10万円！って言ってたら「結婚式に賭け事しないでちょうだい」って呆れ顔のママが到着。その瞬間、オレと竜胆の姿勢が良くなんの草ｗ

「うわ…ほんとに腹が立つほどカッコいいわね、ふたりとも」って最高の誉め言葉だ。

ママも上品なスーツ姿で決めてバリバリのキャリアウーマンな雰囲気がカッコいい。

「ところで…蘭くん達の親御さんやお友達といった参列者はいないの？」

ごく自然な質問をされたけど、そこは「両親は海外を放浪してて来れません。友人たちも仕事で都合が合わなくて最初から招待してないんですよ」と説明。多少強引だったけどママも忙しい身だ。「仕事なら仕方ないわね」と理解を示して納得してくれた。

本当は梵天の幹部連中も「式に呼べねえって何でだよ？」って文句を言うくらいには出席したかったらしいｗ
モッチーは「せっかくタキシード着ようと思ってたのに」って言ってて笑ったけどｗ
エスコート役で身内の竜胆なら分かるけど、他人のモッチーが何故タキシード着んだよってなったわ。
でも三途もこっそりスーツ新調してたくさいし、ホントは皆、を祝いに来たかったのかもしんねえな。ただオレとしてはママを呼びたかったから、そうなると強面で派手さしかない幹部連中は絶対呼べねえと思った。だからそこは断っちまったけど悪いことしたな。まあ、後日梵天の皆を招待して簡単なパーティでもやろうかって竜胆と話してる。

時間が来て、オレとママは先に教会へ案内された。そこに打ち合わせで事前に会ったことのある神父が待ってたから軽く挨拶を交わす。誓いの言葉なんて映画やドラマでしか見たことねえけど、途中で笑ってしまわないか不安だ。何か昔から神妙な空気の中にいるとジワジワくんだよなあ。でもさすがに新郎としてこの場に立つと緊張してきたから日記書いてる。式直前までスマホいじってるから神父が変な顔してたｗ
でも「そろそろ新婦さまが到着します」とスタッフに言われたから、日記はここまで。

に言われて今日までコレを続けて来たけど、なかなか面白かった。今日で終わるのかと思うと少し寂しいけど、明日からはまた別の物語をと描くことになるからいいか。
扉の開いた先には、きっととびきり可愛いオレの奥さんが最高の笑顔で立ってることだろう。
オレにとっては最高に幸せな誕生日だ。

マジで朝は眠かった。あげくに起こされて起きたはずが気づけばオレは事務所にいて、三途の仏頂面を眺めてた。何見てんだよ、灰谷！って偉そうに言うアイツに言い返そうと思ったら、急に「蘭ちゃん、出かけるよ」って可愛い声が。その瞬間、目の前にいた憎たらしい顔が消えて、可愛いの顏が見えた。要するにオレは一瞬で寝落ちして夢を見てたらしいｗ
しかも何で三途が出てくんだ。勝手に人の夢にまで出てくんじゃねえよｗ
あまりの眠さと疲労感はあったものの、シャワー浴びての作った朝飯食ったら復活！そういや出汁スクランブル作ってって言ったらが微妙な顔してんのは笑った！
竜胆にまできっちりご飯用意してあげてんの優しいかよ。ちょっとの嬉しさと、ちょっとの嫉妬を感じつつ、オレもしっかり完食。飯を朝に食べるのも久しぶり。

その後は婚姻届けをしっかり持って、と区役所へ。淡々と事務的な作業が終わって、無事に受理された。これで晴れてオレとは夫婦ってことかと思うと感動がヤバかった。その余韻の中、まだ時間もあるから散歩しつつ少し早めのランチでもするかってなってヒルズのイタリアンに寄った。まだ11時過ぎだってのに店内は結構客が入ってたけど、殆どが外国人でここどこだよってなった。
六本木にある会社って外資系が多いから、必然的に外国人も多いのが面白いところで、こういった店で食事してるとあちこちから英語が聞こえるから日本にいる気がしない時もある。

それにしてもイタリアン食べると、どうしても酒が欲しくなる病かもしれない。と二人で一杯だけ飲んじゃうかってなって結局飲んでしまうダメな大人の見本ってヤツだなｗ

まあ一杯くらいじゃオレは酔わないけど、はほんのり頬が赤くなってんの可愛いと思ったのは内緒。久しぶりに二人で過ごすから本音を言えば面倒くさいリハなんて行きたくねーし、このままとデートしていたい気分だ。でも予約入れたから、そこはしっかり行ったけど。まあ流れや動きを簡単に教えてもらうだけで簡単だった。あとスタッフにはこっそり参列者がもう一人増えると伝えておいた。には内緒だってことも付け加えると、女のスタッフが笑顔で「了解です」とこっそり親指立てたの草ｗ
そーいうサプライズ的なものが好きらしい。一応、ママにもメッセージで時間や場所を送っておいた。明日がびっくりするの楽しみだって返事がきて、さすがを産んだ人なだけあんなって思ったｗ
竜胆は明日がぶっつけ本番になるから帰ったら流れだけ教えてやるかな。

今度オープンさせる風俗店が何でこんなに多いんだ？一つ一つ確認作業で回ってたら気づけば朝でウンザリした。オレは朝日見ると解けちゃう病かもしれない。
結局昼近くまでかかって書類や何やらに目を通してサインをしてを繰り返し、終わった後で九井に持って行った。なのにアイツはまだ来てなくてふざけんなと思ってたらからドレスを試着した写真が送られて来た。おかげでテンション上がったｗ
ホントは一緒に行ってやりたかったんだよなぁ。でも明日から完全オフにする為に今は我慢だ。
九井が来るまでと思って仮眠室のベッドに横になったら爆睡したらしい。気づけば夜だったｗ
竜胆もオレに付き合ってヘトヘトだったのか、隣のベッドで寝てたらしい。
とりあえず九井が来てたから書類を渡してチェックしてもらってオレの仕事は終了。反社ってリーマンと変わんなくね？幹部にしか出来ない仕事があるのも分かるけど、書類とか見るのはさすがにめんどくせえもんだなー。

とりあえず竜胆、叩き起こして連絡が来てた場所へ向かう。式で着るオレのタキシードも軽く直しが入ったんで、それのチェックってやつだ。のドレスよりも簡単だったようだしピッタリサイズになっていた。

「昼間は奥様が見えましたよ」

なんてスタッフに声をかけられ、一瞬顔がニヤケそうになったのを必死で堪えた。明日、婚姻届けを出したら名実ともにはオレの"奥さん"になるんだと思うと何か不思議な気分だった。
さっき証人のとこに鶴蝶のサインを貰って来たばかりだし、あとは明日、役所に行って提出するだけだ。
気づけば夜だし、早くのとこへ帰ろう。

毎朝、がオレの頬にちゅってしてくれるの可愛いかよ、と思いながら目が覚めた。今日は意外と早く起きられたし、ママへの土産は何にするか考えながら出かける準備をする。昨日だけかと思えば竜胆もきっちり起きて来たｗ
まあオレの為ってのもあるだろうけど、半分以上はの為だろうし、竜胆も優しいよな。さすがオレの弟。

いつもは甘い物ばかり土産にしてたけど、今日は銀座のあけぼので有名おかきの詰め合わせを持って行ったらかなり喜んでくれて、それに合わせてめちゃくちゃ美味い緑茶を出してくれた。ハッキリ言って普段はお茶を一切飲まないけど、こんなに美味しいとは思わなかった。ママは和と洋どっちも好きらしい。

「最近、蘭くんのお土産、何気に楽しみなのよね」

とママが言ってくれたのは嬉しかった。それはオレが会いに来るのが不愉快じゃなくなったってことだ。素直に喜んでいたら、更に嬉しいことはその後に起こった。

「それで…私はどうしたらいいの？」

不意を突いて言われた言葉に、一瞬、何のことか分からなかった。

「何よ。結婚許して欲しいんでしょ？私が婚姻届けの証人のとこにサインすればいいの？」

あっさり言われたその言葉に驚きすぎて、思わず竜胆と顔を見合わせてしまった。
どうやらオレの気持ちはママに伝わったようだ。こんなに嬉しかったのはに結婚をOKしてもらえた時以来かもしれない。竜胆なんかちょっと涙ぐんでて笑ったけど、オレも似たようなもんだ。

「大げさねえ」

なんてママは笑ってたけど、でも彼女も嬉しそうだった。これでの悩みを一つなくしてあげられたこともホっとした。今すぐに教えてやりたいけど、やっぱりこうなったらサプライズを実行したくなんだよなぁ。ママにもその旨を伝えて承諾を貰った。

「ってことで婚姻届けの証人は別の人間に頼みます」
「そうねえ、それならそっちの方がいいか。でも何か楽しみになってきちゃった」

とママは意外とノリのいい人みたいで笑ったけどｗ
全て丸く収まったことで、オレと竜胆はスッキリした気分で仕事に向かった。後は面倒な仕事をサッサと終わらせるだけだ。来週は休むことになってるし、オレのいない間は竜胆ひとりで動くことになる。でもオレじゃないとダメな仕事が残ってるからそれを片付ける必要があんのが面倒くせえ。

夜、の仕事が終わる時間に電話をしたら、皆から大きな花束を貰ったと嬉しそうに報告してきた。でもオレが帰れないことを伝えると、あっさり『無理しないでね、ちゃんと寝てね』って、少しは寂しいとか言えよと思ってしまうのってオレの我がままか？
まあでも今の仕事を終わらせれば、来週は遂に結婚式だし、今のうちに頑張っておくとするかな。

夕べは比較的早めに仕事が終わったから0時に帰宅。でもは寝てたから、ただいまのキスだけしてシャワー浴びてオレも速攻で寝た。まあ竜胆が来てくれたおかげで多少、なごんだものの「明日も来る気なのよね？」との母ちゃんからは苦笑いされた。でもここはやっぱ引けねえし、そういう態度を示す必要がある。
それにしても浮気しそうってシツレーにもほどがあるぞ、ママｗ

って言ってもと付き合う前はオレもそっち側の人間だったことを思い出す。彼女がいても他の女が関係なしに寄って来るから、つい手を出したりってのが日常茶飯事で、まあ若かったのもあるけど、そのたび彼女とケンカになって別れての繰り返しだった。思えばの元カレのイチヤのことをどうこう言える立場でもなかった。

別れてもまたすぐ別の女が出来たし、きっと相手の女が好きっつーよりも見た目好みであれば何でも良かった。中にはいい子だっていたはずなのに、オレはきっと知らないうちに傷つけてたんだろうなと思うと、ちょっとは罪悪感も芽生えたりするようになったのはと付き合いだしてからだ。

今日はオレの中で、そんな最低だった自分が変わるキッカケとなった話を、の母ちゃんにしようと思った。唯一、オレの女遍歴を全て知ってる竜胆もいることだし、ちょうどいいかもしれない。

と付き合い始めた当初はオレもチャラい時の名残りはあって、いつもの如く女に言い寄られた時に実は悪いクセが出そうになったことがある。女に誘われて飲みに行ってそんな空気になってホテルに行った。でも部屋に入っていざ女を押し倒そうっていうその時、からメッセージが届いた。前のオレなら軽く無視して事に及んでたはずが、何となく行為を中断してケータイを見てしまった。時間的にからだってすぐに分かったからだ。

当時、見習いだったはいつも仕事が終わった後に居残りしてカットの練習をしてた。それが終わった後で必ずメッセージを送って来る。それはオレが「仕事終わったら毎回メッセージ送って」と言ったからだ。行ける時は迎えに行くし、行けない時でも今から帰ることを把握できるから異変があればすぐに分かる。そういうことも含めてオレなりにを心配してた。だから何となく彼女のメッセージを後回しに出来なくて、すぐにメッセージを読んだ。

"練習も終わったー！これから帰ります。蘭ちゃんも今日一日お疲れ様！あ、でもまだ仕事中かな？あまり無理しないでね！今週はお互い忙しくて会えなかったし寂しい…。早く蘭ちゃんに会いたいなぁ(・´з`・)"

そんなメッセージと"寂しい"って泣いてる猫のスタンプを見た途端、ガツンと頭を殴られた気がした。が寂しがってるこの瞬間に、オレはいったい何をしてるんだって自分に腹が立って、女には彼女がいるからと正直に伝えてホテルを飛びだした。無性にに会いたくなったから。すぐに電話したら、ちょうど帰りのタクシーに乗ったところだって言うから、オレは先にの家の前まで車を走らせた。その時に思ったんだ。を傷つけるようなことも、泣かすようなこともしたくないって。

あの夜、オレはに「一緒に住もうか」と言った。お互い時間も逆転した生活で、なかなか会う時間も取れない。少しでものそばにいたくて、オレがそうしたいと思った。きっとあの時、オレの中でが凄く大きな存在になってたんだと自覚したのかもしれない。それ以来、他の女が誘って来ても全く興味がなくなったし、彼女を失うかもしれないリスクは全てスルーするようになった。オレはだけいればいい。特別なことをしなくても、一緒にいるだけで楽しいのはだけだから。代わりなんてどこにもいない。

だから――浮気を疑われて結婚を反対されてるのは、オレとしては結構不本意だったりする。この話をの母ちゃんに正直に話したのは、ある意味オレの賭けだ。敢えて過去の最低の自分を正直に伝えることで、嘘はないと分かって欲しかった。
の母ちゃんは話を聞いたあと「そう…」と言ったきり、何も言いはしなかった。
果たして、オレの告白が吉と出るか凶と出るか。

昨日は一週間ぶりにの母親のとこへ顔を出しに行って（実は以前からちょいちょい会いに行ってた）こっそり買っておいた福岡土産を渡しに行ったけど…やっぱ惨敗。雑談はしてくれるものの、話が結婚の話になるとまともに聞いてくれねえ。
少し凹みながら事務所へ顔を出す前にを迎えに行く。ただオレ的に寝不足で欠伸連発してたらに指摘されてドキっとした。何とか誤魔化したものの、今度は服装が違うことまで気づかれ、意外とは鋭いとこもあんだなと驚愕ｗ
やっぱ女の勘ってやつだろうか。これが案外バカに出来ないことを、オレは過去の経験からよく分かっている。でも普段のほほんとしてるにまでソレがあるとは…恐るべし、女の勘！オレもまだまだ女の怖さってやつを分かっていなかったか…ｗ

をマンションに送ってから、とりま事務所に顔をだしたら、竜胆が速攻で「兄貴どこ行ってたんだよ」と尋問を受けたｗ
まあやっぱバレるよな。仕方ねえから竜胆には正直に話して説明しておく。ちゃんと口止めしておいたから大丈夫だろ。そっから組織の仕事を朝方近くまでやってから帰宅！帰ったらきちんとテーブルに食事の用意…かと思ったら、何かちょっと焦げの強めな焼きおにぎりがあって笑う。きっと失敗したやつだなと竜胆も笑い出したけど、しっかり食べてんのは偉い。焼きおにぎりは味噌のやつと醤油のやつ、どっちも味は美味かった。まあ、味噌や醤油って焦げやすいから慣れたら上手く焼けるようになんだろーな。

シャワー入って、朝食代わりに焼きおにぎりしっかり完食したら今度は猛烈な睡魔が…
とりあえずオレは寝たけど、今朝も同じように起きようと思ったら、案の定二度寝…まだ眠れそうだったけど、そこはどうにか起きて、欠伸連発しながら再びシャワー入って目を覚ます。
今日こそ話だけでも聞いてくんねーかな。ってかカタギのフリすんの大変…

今朝は美味そうなサンドイッチがあったからしっかり食べる。竜胆も何故か起きて来て一緒に食いだしたから「何だよ」って言ったら「オレも一緒に行こうかと思って」と言い出した。マジか。
「ってかさー。職業のことで反対されてるならオレがクラブ経営して、兄貴は不動産屋に転職したって言うのはどう？」と提案された。
なかなかいいかもしれない。でもあの母親がそれで納得するかどうか。問題は職業だけじゃないからだ。まあ今日は竜胆のお手並み拝見といくか。上手く説得してくれｗ

今日はが出勤したのを確かめてから起きた。今日からオレにはやることがあるからしばらく寝坊はしないと決めた。
リビングに行ったら、ちゃんと食事の用意がしてあった。何か感動。いつもは夕方起きてから食べるからチンするけど、今朝は出来たてで温かい。そーいや、おかずの卵焼きの中に明太子入ってたｗ
これ絶対ツマミだろって思いながら食ったけど、マジで美味しかった。やっぱりビール飲みたくなったけど今日は我慢かなー。
でもは確実に料理の腕を上げてる気がする。料理教室で習って家でもちゃんと実戦してるとこは偉いと思うし可愛いと思う。
はいつもオレだけじゃなく弟のことまで気にかけて色々としてくれるから、あまり口にしたことねえけど感謝してんだよな、これでも。
だからオレもの為に何かできることねえかなって考えた。
やっぱアレしかねえよなァ。気合入れて頑張るか。

夕べは久々飲みすぎて二日酔い＋眠たい。でも今日はと買い物だから頑張って起きた！
家電はやっぱ機能重視で冷蔵庫と食器洗浄機はオレが選んだ。食器洗浄機はの為のものなのに、気づけば全然違うもん見てるしｗ
やっぱ女の子が見るのは炊飯器とか洗濯機とか実際に自分が使うものになるらしい。でも結局「今のでいい」って言うから「え」ってなったわｗ

は結婚しても新居と今の部屋を行き来して竜胆の面倒までみようとしてんだよなぁ。オレ的には別に放置でいいじゃんって思ってんだけど、的にはそうもいかないらしい。まあ竜胆に彼女でも出来れば安心なんだろうけど、アイツ、好みは地味にめちゃくちゃうるせーからな。可愛いだけじゃダメだし、アイツも最近は中身重視になって来た気がする。まあオレもだけどｗ
みたいにドジで落ち着きねーけど、出来ないなりに何でも頑張ってる子って、なかなかいねーんだよなぁって前にボヤいてた。そういう子を探すのがまず難しいって言ってたけどはやらねーからな？

それにしても三途からドライヤーセット貰ったと聞いた時は「は？」ってなったｗ
アイツ、そんな気の利くやつだっけ。まあと仲いいから人を見てんのかもしんねけーけど、とりま明日会ったらお礼しとくか。

ってことで家電は結局オレが選んだものだけで、後は今のを使うってことになった。その後はいつもの店に家具を見に行ったらが大はしゃぎｗ
まあディスプレイされた家具を見るのはオレもかなり好きだ。で、やっぱ見に行くのはカッシーナのコーナー。ここの家具は一番気に入ってる。デザインだけじゃなく、体に負担がない家具って、やっぱり毎日使うもんだから一番大事だしなー。
家具はオレに任せるって言って、は他のブランドのソファを試して回ってたけど、最後は「やっぱりカッシーナが一番いいね」と言いながら戻って来た。
はソファで寝落ちの常習犯だから、やっぱ寝心地の良さも大事らしいｗ
気分変えるのに今の部屋のソファとは違うデザインのコーナーソファを購入して、それに合うテーブルも買った。結婚式は一週間後なのに届くのは二週間後って言われて萎えたけど、まあ向こうから取り寄せんなら仕方ねえか。結婚してもしばらくは今の部屋で生活することになりそうｗ
竜胆、喜びそー。

夕べの酒が残ってる中、午後から幹部会があるから昼頃、鶴蝶の電話で起こされた。寝起きは悪いオレもこの日ばかりは仕方ねえと無理やり睡魔を振り払ってケータイをチェックする。出張で家を空けてる時は毎朝"おはよう"メッセージが届くからだ。でもこの日のメッセージを見て、オレは完全に睡魔がぶっ飛んだ。
ここに全内容をコピペしとこｗ

『おはよう！史上最悪の悪夢！ちょっと太っただけなのに蘭ちゃん最低！竜ちゃんが優しくプロポーズしてくれたから竜ちゃんと結婚するって言っちゃった笑！おかしな話でしょ？今日もお仕事頑張ってね。行って来ます』

って意味分かんねーんだけど？オレが最低って何だよ？脈絡ねーし何に対して最低なのかが分かんねえ。つーか竜胆と結婚ってハァ？って感じだった。「笑」ってオレは笑えねえし、おかしな話どころじゃねえ！しかもそんな別れ話みたいな内容の後に"お仕事頑張ってね"とは？

本来なら竜胆に問い詰めるところだけど、アイツは先に起きて部屋にはいなかった。だから昼時ってこともあってにソッコー電話かけて問いただせば、何のことはない。ただの夢の話だった。しかも寝起きの半分寝た頭でメッセージ打って、説明したつもりが所々飛んでたらしい。紛らわしすぎんだろｗ
とりあえずはオレの睡魔を一瞬で吹っ飛ばす天才だったわ。

午後は面倒な幹部会。が、一転！大乱闘ｗ
例の面倒な男、白浜が福岡支部を任された八坂にキレ散らかして暴れやがった。ソイツの部下も交えて、八坂やその部下と殴り合いに発展。そんなもの見せられたらコッチにも黙ってられない男がいる。鶴蝶、マジ切れモードで全員、のしちまって草。まあ間に入ったオレら幹部の顔を潰した白浜は処分することになった。アホなオッサンだ。
とりあえずやること終わって今夜、最終の新幹線で東京帰る！と六本木の夜景が恋しいわ。
あ、明太子、忘れねえうちに買っておこ。

今日はもう一人の若い方の八坂ってヤツと話し合い。コイツの方がまだ冷静に話を聞く分、マシかなって感じ。夜はソイツ連れて博多に飯食いに行って、その流れでまーた飲み屋コースだ。時間見ればが仕事終わる時間だし、電話でもかけてみようかと思ってたら向こうから先にメッセージ届いた。でも三途が店に買い物来てその流れで送ってもらうって書いてあって、ハ？ってなった。ソッコーでダメって送ったら、のヤツ、"送ってもらうだけだよ(・´з`・)"って返してくるしイラ。は三途に懐いてっから埒があかねーし、仕方ねーから三途に直接電話。

「何で送ることになってんだよ」って言ったら、三途はオマエの代わりに送ってやるとか偉そうなことを言ってきやがった。でもまあタクシーで帰すのも心配っちゃ心配だし、「だったら寄り道しねーで真っすぐ送れ」と言っておいた。バーカってガキ丸出しの返しが来た時はさすがに笑ったけど。まあ三途なりにを心配してくれてんのは伝わって来たから今日のところはアイツに任せるか。

とりあえず八坂との話し合いで、福岡支部は八坂に任せるってことで落ち着いた。昨日の奴はオレ達に反抗的な態度ばかりで下をまとめるような器じゃねえし、まあ無難だろ。明日は福岡の事務所で幹部会やって終わりだ。あー早く東京帰りてえ。
一時間後、に電話したらちゃんとマンションに帰ってて一安心。まあ絶対ケーキ屋寄っただろうけど、そこは大目にみよう。オレも半分仕事とはいえ連続でキャバ来ちゃったしなー。お詫びにがご所望の明太子、特大の買ってってやるかな。

今日、昼過ぎにマイキーから電話でいきなり福岡行ってくれって言われた。何でも福岡にある梵天の支部内でゴタゴタが起きたらしい。てっきり他の組織かと思えば身内内でのことだった。やっぱ組織も大きくなると身内同士の揉め事も地味に増えてくんだよなぁ。めんどくせえ。
今回はオレと竜胆、鶴蝶とモッチーの4人で仕切ることになって、午後には飛行機で移動。福岡支部の上同士の派閥争いとかどうでもいーわって思うけど、放っておくと後々面倒になっていくから今のうちに治めないとダメだろうな。幹部4人で出張って行けば、相手も多少は譲歩するだろ。

と思ってたら全然しやがらねえ。どっちが上とか、オレ達にはどうでもいいのに。とりあえず個別に話を聞くのに夜は片方を飲みに誘った。飲みの途中でに電話したら何故か部屋の掃除やら荷物の移動やらしてたらしい。自分だって仕事終わりで疲れてるはずなのに。手伝ってやれねー時に何してんだよｗ
とりあえず土産は何がいいか尋ねると、案の定『明太子！』って即答されて笑う。定番過ぎだろ。いや美味いからいいんだけど、何で名産物がいいか力説すんの可愛いかよｗ

定番と言えば男同士で飲むなら、やっぱり福岡の繁華街中州になる。モッチーの意向で高級キャバに行くことになって、に「いい？」と聞いたら『今日はストリップクラブじゃないんだね』って笑われてギョっとした。何でバレてる！って思ったら、竜胆の荷物から領収書を見つけたらしい。竜胆に預けたのは失敗だったｗ
は怒らなかったけど、少しくらいヤキモチ妬いてほしーわｗ

そーいや電話切って席に戻ったら、肝心のヤツが帰っててモッチーと鶴蝶、竜胆がキャストの子達と盛り上がってんの草生えたｗ
何でもソイツは「オレは引けませんから」と怒って帰ったらしい。いや、追いかけろよ。キャバ嬢にデレてる場合か。すっかり観光気分でアフターまで誘ってるし、オレはそこで大人しく帰ってホテルで寝た。明日はもう一人のヤツと話し合うってのに、あれじゃ先が思いやられるなｗ
早く帰って抱っこして寝たいわ…

軽く仕事を終わらせてを迎えに行った。この前行った料理教室じゃなく、今日は式を挙げるホテルのクッキングスクールらしい。ってか英語にしただけじゃね？
の作ったグラタン食べたかったなーって言ったらお持ち帰りは出来ないようで、今度作るねって言ってくれたから楽しみにしとくか。

帰りにコンビニ寄ってそれぞれ欲しい物を物色。オレはソッコー酒コーナーだけど、は当然のようにスイーツコーナー。美味しいケーキ屋なら沢山知ってんのに、はコンビニがいいって言う。色んな種類が気軽に買えるのがいいみたいだ。

はコンビニスイーツに詳しくて「〇〇のプリンはとろとろで、○○は杏仁豆腐がおすすめ」とか言い出すしコンビニ博士かな、アイツｗ
でも何だかんだ総合的に美味いのが、いつも寄るコンビニチェーンらしいから、最近は迎えに行ったらだいたい寄ってくのがルーティーンになってきた。
今日ののチョイスはコーヒーゼリー。生クリームが乗っかってて、中のゼリーがぷるとろで最高って言ってた。気になるからオレと竜胆の分も買ってみたけど、マジでコンビニの？って驚くくらい美味かったｗ
ちょっとハマりそう。
の好きな物を共有できるのって何か嬉しいし、こーいうのも悪くない。

昨日は山梨までドライヴして、ちょっとした日帰り旅行気分だった。
花が好きなが喜びそうなとこを事前にチェックして山中湖にある花の都公園ってとこに連れてったら、案の定めちゃくちゃ喜んであちこち走り回ってた。小学生かよｗ
かなり広い敷地内は見るところが多すぎて、回り切れねえけど、久しぶりに自然に触れて何か心が洗われた気分になった。まあの笑顔を見てるだけでオレ的にはどんなとこでも楽しいんだけど。途中、蜂に追いかけられたがパニくってオレの後ろに隠れたもんだから、オレが刺されそうになってビビった。たかがミツバチでもあのブンブンって音聞くと怖ぇえ。
そこで思い出したけどオレ、虫が嫌いだったわ！花は綺麗でいいけど虫がセットだから、が家に花を飾りたいって言いだした時は「切り花限定な」とつい言ってしまった。

が花に夢中の合間、オレは鶴蝶やモッチーに「と日帰り旅行中♡」って色々写真送ってみたら、案の定「(￣д￣)」こんな顔文字だけ返ってくるのウケるｗ
あんな強面のヤローどもがどんな顔してこれ探してんのって想像しただけで笑うわ。
因みに三途に「今からと温泉♨♡」って送ってみたら「:(」こんな顔文字返って来たｗ
アイツだけ顔文字が海外式なの何で？

その後は日帰り温泉で調べた場所に行って富士山見ながら貸し切り露天風呂♨
平日の昼間ってことで貸し切り出来たから、ワンチャンと一緒に入っても平気じゃねって思った。まあ…拒否られたけど泣
ひとりでノンビリ風呂に浸かってるとオレの性質上、睡魔が襲ってくんだよなー。よく考えたらオレあんま寝てなかったしｗ

でもまあ風呂でスッキリして帰りは睡魔も飛んだから途中で見つけたワインカーヴに寄って皆に土産のワイン買った。オレって優しーな。
普段は海外のもんばっか飲んでるけど、たまに日本産のワイン飲むのもいいもんだなと思った。
自分達用のも何本か買ったけど、それは竜胆ととオレですぐ空いたし、もっと買ってくりゃ良かったと思うくらい美味かった。

今日、梵天の皆にもそのワイン配ったらソッコーで空けてた。
もっと味わって飲め。
因みにマイキーには信玄餅。
が「マイキーはこれだよ、絶対」って言うから沢山買って来た。
の予想通り、マイキーめちゃくちゃ喜んで一気に10個食ってたわｗ

それにしてもハッキリ見えた富士山、壮大だったなー。

夕べは朝方近くまで映画鑑賞。アクションまでは良かったけど全体的に重くて暗いサスペンス系は眠くなるんだよなー昔から。
ちょっと寝落ちしてたらに「ベッドで寝よう」って起こされた。
でも昼間散々寝てたせいか、少し寝たらまた復活して全然眠くないし、とくっついてベッドに入ってたら、やっぱそーいうスイッチ入るのは仕方ない。時間合わないことが多いから、なかなかエッチも出来ねーし、一週間ぶりかも。

は相変わらず恥ずかしがりだから、最初は逃げようとする。でもオレのペースで優しく攻めたら素直に反応するのが可愛い。そーいうとこが見たくて、ついあれこれしてしまうオレは随分と変わったと思う。前なら相手に奉仕するよりしてもらうことの方が圧倒的に多かったってのに、相手だとまるで逆。してもらうより、してあげたいって気持ちの方が強いのは何なんだろうな。
まあ、そんなこんなで張り切ったせいか、陽が上る頃には再び睡魔が襲ってきた。先に寝てしまったの寝顔にキスをして腕の中に収めてからオレも寝た。

今日は久しぶりに心地いい睡眠がとれたおかげで昼頃にはスッキリ目が覚めた。はオレのエナジーパートナーだわ。
は先に起きてたようで、ちゃっかり先にシャワー浴びてお洒落なお出かけスタイルになってた。
今日はドライヴの約束だから、オレもサッサと用意しよう。
平日だし道も空いてるだろうから、たまには都内を出て少し遠出をしてみるか。