「また・・・いつかきっと会えるよね・・・?」


「ダン・・・・・・」


「会えるって言わないと離さない・・・・・・」





そう言って僕がギュっと彼女を抱きしめれば、持っていた淡いグリーンの傘が足元に転がった。

途端に打ち付けてくる雨の冷たさなど、今の僕には感じない。

ただ彼女の体はかすかに震えていて寒いのか、それとも泣いているのか分からない。







「ねぇ・・・・・・・・・・・・会えるって言って・・・・・・?」















もう一度、僕は呟いた。

















あれから一年―――



















あの日の
は、今も玄関の隅にポツンと――











持ち主が来るのを待ってる・・・・・・


















......END.....













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いつもご愛読ありがとう御座います。
管理人から皆様へ拍手用以外でミニミニ・ショートストーリーをアップしました。
これは管理人が前に運営していたTEXTサイトの詞から引用して書いた超ミニミニストーリーです。

この詞は自分の若かりし頃の想いでして・・・・・・
遠距離恋愛ばかりしてた頃の私の体験。
彼と会えなくなってから、ふと玄関に残っていた傘を見て、思いついて書き上げたものでした。
傘といえば、何となくダンのイメージで・・・・・・(笑)

皆様に楽しんでいただければ幸いです。
日々の感謝を込めて…

【C-MOON...管理人:HANAZO】