Miracle of holy night .....ｂｙ．ORLANDO

街がキラキラしていて、どこも光り輝く夜…


こんな夜には何か奇跡が起きそうな、そんな気持ちにさせる。





今夜は聖なる夜…クリスマス――







目の前にはオーリーの優しい瞳があって私を見つめている。
キャンドルの明かりが二人を照らしていて､私は少しだけ彼から視線を反らした。


「……君の…返事は？」


オーリーの優しい声が私の耳に届き、鼓動がさっきよりも早くなる。
長いロケから､やっと帰って来たと思えば､突然のプロポーズ…
それもクリスマスの夜に…なんて､オーリーってばずるい。


ずっと待っていた言葉を…こんな日に突然､言うなんて……


ただ､「YES」と言うだけなのに､私は胸がいっぱいで顔を上げられない。


すると不意にオーリーの手が私の手に重なった。
その温もりにドキっとして思わず顔を上げると、私の唇に触れてくる彼の唇…………




「オ、オーリィ…？」


「君を愛してる……。もう一度､言うよ？」


「…………」


「僕と……結婚して欲しい…」







眩暈が…する…




私の頬に涙が零れた時、オーリーが優しく微笑んだ。





その彼の優しい瞳を見つめながら、私は、そっと涙を拭い､オーリーを真っ直ぐに見つめた。





彼に……「YES...」という為に……





今夜は聖なる夜…クリスマス――





世界中の恋人たちには、どんな奇跡が起きたんだろう…










......END.....

It is you to holy night....by．JOSH

クリスマスソングを遠くに聴きながら…
僕は目の前の彼女を見つめて長年､温めていた言葉を口にした。


「僕と……結婚しないか？」


たった、それだけの言葉なのに、どんな愛の言葉よりも重く大事な言葉……


彼女は驚いたようにシャンパングラスを置いた。
その大きな瞳がキャンドルでゆらゆらと揺れている。


「…本気………？」



小さく震える声で聞いて来た彼女に､僕は優しく微笑んだ。


「君を…愛してるから……」


「ジョシュ……」



ずっと待たせてきた。


だからこそ…今夜、言いたかった。



彼女の瞳には､気づけば涙が溜まっていて､僕はそっと指で拭ってあげる。


そのまま彼女の頬に手をかけ､優しく引き寄せてキスをすれば､またポロポロと涙が零れてくる。



もう一度､彼女の涙を拭いながら､



「君の…返事は……？」



と聞いてみた。




少しづつ彼女の頬が赤く染まって､その後は､いつもの笑顔を見せてくれた。




僕はこの後に答えてくれるだろう、「YES...」　の言葉をドキドキしながら待つ事にしよう…





今夜は……ずっと君と一緒にいれそうな気がするから……











......END.....

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Comment

□ORLANDOBLOOM

やっぱりクリスマスにプロポーズなんてロマンティックかなぁ…なんて思いつつ書いちゃいました。
オーリーって､こう言う大事な事もいきなり、言っちゃいそうな気がします〜(笑)


□JOSH HARTNETT

最初､書いてた話とガラリと変えちゃいました(苦笑)
オーリーと似ちゃったんですが､こっちは、ちょっと男性目線で書きたかったのです。
ジョシュの､あの優しい瞳で見つめられたら蕩けちゃいますん(笑)