WEB拍手........."Senior lover"













Devilish woman......by.ELIJAH








「リジィ・・・」



君が甘い声で僕の名を呼ぶ。


その声に僕は惹き付けられるように、彼女の細い腰へと腕を伸ばす。


その先にあるのは彼女の甘い唇・・・・・・柔らかな肌・・・・・・そして交わる体温。


深く口付けを交わせば、彼女は子猫のように声も体も振るわせる。


それを感じて、また僕の体が熱を帯びていった。


でも、その先にあるのは・・・・・・・・・先の見えない未来――



















「・・・・・・今日で最後にして?」


「え・・・?」


いつもの情事の後、突然、彼女が僕に別れを告げた。
彼女の30回目の誕生日。
そんな日に別れ話だなんて、何か悪い夢でも見てるようだ。



「どう・・・して・・・?」

「・・・・・・・・・」


僕の問いに彼女は悲しげに微笑むだけ。
そして体を起こし、長い髪をかきあげた。


「・・・もう終わりにしましょう?」
「・・・僕のこと・・・嫌いになった・・・?」
「・・・・・・・・・今日で・・・私、30よ?」
「答えになってないよ・・・」
「リジーには、もっと若くて可愛い子の方が似合ってるわ?」


僕に白い背中を向けたまま、彼女が小さな声で呟いた。


そう・・・いつだって君は年齢の事を気にする。


周りの友達に何て言われてるのか、僕だって知らないわけじゃない。


だけど―――



そのまま彼女を後ろから強く抱きしめた。


「リジー・・・っ?」


彼女の少し驚いた声が聞こえたけど、無視して首筋に唇を這わせる。
強引に彼女の顎を持ち上げ、深くキスをすれば、かすかに喉の奥で甘い声を上げた。
再びベッドに押し倒し、至近距離で彼女の奇麗な瞳を見つめる。


「別れてなんてあげない・・・」
「リジー・・・」
「僕を好きなクセに・・・」
「・・・・・・・・っっ」


そう言った時、彼女の瞳が潤んで揺れた。
黒く光る、その瞳に、いつだって僕は囚われてしまう。


「君が悪いんだよ・・・・・・?」


「え・・・?」




驚いたように僕を見つめる彼女の唇を、そのまま強引に塞いだ。





そう・・・・・・君が悪いんだ・・・・・・







僕を・・・・・・・・・夢中にさせたから―――






その瞳も唇も・・・・・・そして艶やかな君の白い肌も・・・・・・





僕にとったら、まるで媚薬・・・・・・











......END.....












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□ELIJAH


リジーで年上の彼女…ってのもいいですね( ̄m ̄* )