▼灰谷兄弟【東卍】 過保護とポーチドエッグ new
かすかな寒気と鈍痛を感じる中、やんわりと頭を撫でられた感触が刺激になって薄っすら目を開けた。
オールキャラでミニミニ溺愛シリーズ3
かすかな寒気と鈍痛を感じる中、やんわりと頭を撫でられた感触が刺激になって薄っすら目を開けた。
――悪い。今から仕事で横浜。今日は迎えに行けねえし、は先に帰ってて。危ないからちゃんと車使えよ!あ、お風呂ぬるめで沸かしておいて―。
うん百年ぶりの六眼と、五条家相伝"無下限呪術"の合わせ技で生まれてきた五条悟には、子供の頃から心底惚れてる女の子がいる。
梅雨も早くから明けて寝苦しい夜がやってきた。
りんりんりん、と風鈴の涼やかな音色が部屋に響く中、スースーと気持ち良さそうな寝息を立てる彼女。
その寝顔を飽きることなく見つめていたら、俺も小さな欠伸が洩れた。
「あれ、真ちゃん、帰ってたのー?」
玄関のドアを開けた瞬間、大きな靴を見て顔を綻ばせながら声をかけた。どうやら今日は真ちゃんの方が早く仕事を終えたらしい。